会社紹介

[一般社団法人 九州北部信用金庫協会編]
遊撃する中小企業 福岡佐賀長崎 注目の企業15社 より引用。

使う人の健康を考え環境にも優しい商品で注目される大川のエコ会社

代表取締役 阿津坂 芳徳

 昭和21年福岡県大川市生まれ。
大学卒業後、父と共に大工道具販売の店を経営。シックハウス症候群が問題になり始めた頃にドイツ製の健康塗料に出会う。
親しみやすい人柄で交遊の幅も広く大河の家具関係者や若手起業家たちの良き相談相手となっている。

会社名有限会社 阿津坂商事
創業昭和21年
事業内容塗料、家具、インテリア、エコ商品、贈答品の販売
本社所在地福岡県大川市大字榎津466
電話0944-87-5525
メールinfo@atsusaka.com

■大工道具店から木工塗料の会社へ
 福岡県南西部に位置する大川市は、日本一の家具の生産高を誇る木工の街。筑後川の加工部と有明海に接する立地により、江戸時代から上流部に産出する木材の集積地となり、全国から職人が集まって木工業が発達してきた。戦後から高度成長期にかけて急成長を遂げ、現在最盛期は過ぎたものの「大川家具」は全国に知られる存在である。
その大川で使う人の健康を考えた商品に取り組み、注目を集めている会社が、市の中心部に社屋ビルを構える有限会社阿津坂商事だ。そのルーツは、昭和21年に現社長の阿津坂芳徳氏の父親が開いた小さな大工道具店。父は新潟の生まれで、学校を出ると遠くソウルの金物店に丁稚奉公に出された。やがて頑張って働く姿が別の金物店の経営者に認められ、その一人娘の婿養子に入って阿津坂姓となった。しかし終戦で引き上げを余儀なくされたため、阿津坂の実家である大川で再出発をすることにした。金物屋だった父が家具のまちで目をつけたのは大工道具。職人を相手にカンナやノコギリを売る店を始めると、生来の真面目な人柄で店は繁盛したという。
 「学校から帰るとよく釘や道具の配達に出されましたよ。自転車も誰より早く買ってもらったんですが、乗るのはお使いの時ばかりでしたね」と昔を懐かしんで笑う阿津坂社長。やがて高度経済成長期が訪れると、人口増加と都市化で世帯数が増え、それに伴ってテーブルやタンス、鏡台などの婚礼家具が爆発的に売れ始めた。大川のまちは好景気に沸き、日本中に出荷する一大産地へと成長していった。
 父の店も取り扱い額が大きくなり、従業員も増えたため、昭和44年に会社組織に変更して有限会社阿津坂商事を設立した。阿津坂社長が家業に就いたのはこの頃だ。当時は今以上に人手不足だったこともあり、福岡の大学を卒業した後、迷うことなく後継者の道を選んだ。その後、家具作りの現場は機械化が進んで大工道具の需要が減ったこともあり、社業の中心は昭和26年ごろから扱い始めていた塗料へと移っていった。

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
Facebook
Twitter
Instagram