ドイツにあるリボス社は、40年以上続く人の健康と安全性、環境への配慮を追求した自然塗料のパイオニアです。
リボス自然健康塗料は、世界で初めて人の健康と安全を考えた自然素材を基にした塗料メーカーとして1972年に生まれ、その取り組みは世界で高く評価され、認知されている塗料です。 そのリボスのこだわりは奥深く、自然素材であっても人体に有害なものは決して使用しないという強い理念のもと、誰もが安心して使える自然塗料を開発し続けています。ここでは、そんなリボス自然健康塗料のこだわりをご紹介していきます。
リボス自然健康塗料のこだわり
リボス自然健康塗料誕生のきっかけは、子供が学校にいると気分が悪くなり、家に帰るとそれが治る症状が起きたことに始まります。誰もが知る「シックハウス」の症状です。当時は原因不明とされた時代で、その学校から相談を受けたのがリボス社のオーナーとなるボーテ氏でした。そして、その症状から学校環境に何か原因があるのではないかと考え、原因究明に務めたのです。また、問題はその学校にとどまらず、調べていくと建材などから有毒な物質(ホルムアルデヒド等のVOC:揮発性有機化合物)が揮発していることが原因だと突き止めたのです。同時に、それら有毒な物質により多くの人々がアレルギー症状に苦しんでいることにも気づいたボーテ氏は、この状況を変えたいとの願いから、高濃度の有機溶剤を含みホルムアルデヒド等を大量に揮発する化学塗料に替わる、人や環境に安心安全な自然塗料の開発・提供を決意し、今に至るのです。
100%成分開示とその安全性
リボス自然健康塗料は、自然と調和し、人と環境に安全な塗料を作るという理念に基づき、自然塗料の中でも珍しい100%成分開示を行なっています。この企業姿勢が世界から高い評価を受ける所以でもあります。どんな素材を含み、安全と言える根拠は何かを皆様が自分の目で見て、確かめ、選択することができるのです。また、天然でも人体に有害な物は使用しない理念に基づき、研究を重ねています。開発当初に採用していた天然溶剤もアレルギーを引き起こす可能性があることがわかり、より安全な溶剤をスウェーデンのカロリンスカ研究所と共同開発し、その問題を解決してきました。その溶剤は、吸引しても人体に成分が吸収されないイソアリファーテ※という安全性の高い溶剤と天然のオレンジピールオイルから作られます。そして、赤ちゃんが舐めても安全な塗料として日本でも認知が広まったのです。
木材保護材料としての役割
リボス自然健康塗料は、木の持つ性質を十分に理解して使用用途に合わせた自然塗料づくりを行なっています。
無垢の木の調湿性を損なわず、木を堅く強くすることで、無垢の木を長持ちさせ、メンテナンスも簡単に施せるのが自然塗料に求められる効果です。
木に適した植物油「低温抽出した亜麻仁油」
リボス自然健康塗料は、主成分をコールドプレッシング法という低温抽出した亜麻仁油を採用しています。 一般的な80℃程の熱ではなく、40℃程の低温で亜麻の種からオイルを抽出しているので、ビタミンが壊れず木にとっての栄養が豊富なオイルになります。 それだけでなく、熱膨張しないので、サラサラとしたオイルになり、木に浸透しやいことや、食品レベルの安全性を保てるというメリットがあります。 高品質な亜麻仁油は、木に塗布→硬化後にとても高い保護力を発揮してくれるので、リボス社はこのコールドプレッシングの亜麻仁油を主成分に採用しているのです。
木の呼吸性を妨げない浸透性のオイル
リボス自然健康塗料は、塗装後の木部表面に膜を張らず、木に浸透するので、木の呼吸性を妨げず、木そのものの耐久性を維持することができます。 また亜麻仁油は分子がとても細かく、木の導管の奥まで入ることができます。そのため、塗膜がなくとも撥水性を発揮することができ、それにより、汚れも入り込みにくいので、手入れの際とても簡単に汚れを取り除くことができるのです。